TRCダンパーの特徴
1「繰り返しの地震」に強い、高い制震効果
- TRCダンパーを設置した場合としなかった場合で、どれだけ建物変形に違いが出るのか、実物大の住宅を用いて実験を行いました。
-
実験概要
実験体 10坪2階建て 等級 耐震等級3相当 試験場所 京都大学防災研究所 入力地震波 極大地震想定:JMA神戸NS波 1回入力(震度6強) 繰り返し地震想定:BCJ-L2波 3回入力(震度6強)
繰り返しの地震では「3回目」の結果に大差が現れる!
TRCダンパーを設匿した制震住宅が耐震住宅と比べて、「繰り返しの地震」に強いことを実証しました。
2 低コストで高い性能を発揮
施工箇所が少ない分、費用を抑えることができ、また、耐力壁工事と共に施工が可能なため、リフォーム時にも低コストで導入が可能です。
※延床面積40坪2階建て、軽い屋根の場合。
3 新築・リフォーム向けに、認定・評価を取得
4 短時間で施工が可能
TRCダンパーは、筋交いと同様の方法で施工することができます。そのため大工さんに余計な負担をかけません。特別な工具も必要もなく、大工さん一人で施工が可能なため、TRCダンパーの設置に要する時間は、1箇所あたりわずか30分程度です。
5 シミュレーションで設置効果を提案
※[時刻歴応答解析]
高層ビルにも使用される実際の地震を想定した詳細の解析方法
地震エネルギーを吸収する「制震」で、地震を“制”する
住宅の地震対策には、主に「耐震」と「制震」がありますが、「耐震」だけでは繰り返しの地震が発生した際、 強度が落ちてしまうことがあります。揺れ自体を軽減させる「制震」を加えることで、建物の損傷を抑えることが可能になり、同時に、家具の転倒や飛散による被害の軽減も期待できます。
耐震
- 耐震住宅
- 壁を増やしたり固くしたりして、地震の揺れに耐える
- 繰り返しの地震がある度に建物にダメージが蓄積し、強度が落ちる
制震TRCダンパー
- 制震住宅
- 地震エネルギーを吸収して建物の揺れを低減
- 繰り返しの地震に対しても有効
- 筋交いなど構造部材の損傷低減
- 免震と比べて低コスト
TRCダンパー紹介動画
耐震構造
『ワンランク上』の安全・安心をお届けする、
住宅構造。建築基準より耐震性1.5倍!
基礎は丈夫なベタ基礎を採用。床下全面に13ミリの太い鉄筋を20センチピッチで配した鉄筋コンクリート一体型としました。耐久性と耐震性がともに向上し、ワンランク上の住まいをお届けします。
柱+横架材+構造用合板とすることで、壁が面になり外力をバランス良く分散、変形しにくい構造です。
構造用合板(ノボパン)
面で力を受け止め、柱への負担を軽減します。 柱と柱の間に枠をつくりはめ込んでいきますので、通常多く使用られている製品よりも強度がでます。壁倍率:ノボパン2.9倍、筋交いシングル2.0倍(90×45)を実現します。
プレカット工法
CADで設計されたデータを元に、コンピュータ制御で加工。そのミリ単位の精度の高さにより、耐久性の高い高品質な家造りを可能にしています。通常、大工が20日かかる「刻み」作業を1~2時間で終わらせることが可能になり誤差も少なく工期も短縮されます。
ベタ基礎
基礎をスラブ一体で施工。構造的に従来の基礎より強く、面で分散して建物の荷重を逃がす為、不同沈下(液状化)に強い基礎となります。また、基礎コンクリート部分全てに鉄筋が入っており、クラック(ヒビ)が入りにくいというメリットがあります。
基礎パッキン
従来の工法と比べて1.5倍~2倍の換気性能があるので適度な温度を維持。従来の床に換気口を作る際、基礎に組まれている鉄筋を切る必要があり、切断部が腐りひび割れも起きやすい工法でした。基礎パッキン工法だと切断の必要もなく長持ちします。
通気工法
通常、外気が滞留し冷やされた壁体内は結露の原因になりますが、通気工法は壁体内に侵入した水蒸気を外気に逃がすことで、結露を抑え、耐水性に優れた素材を3重にすることで建物寿命の長期化にもなります。